先日に引き続き、今回はClaude CodeからさくらのAI Engineを使う方法の解説です。
「さくらのAI Engine」の説明については先日の記事をご覧ください。 簡単に言うと、超低価格でフロンティアモデルに匹敵するモデルを使えます。
必要なもの
- macOSまたはLinux
- 今回もmacOSまたはLinuxで使うことを前提とします。
- おそらくWindowsでも、設定ファイルの場所が違うだけで同様に動くと思います。WSLを使っているなら設定ファイルの場所も同じだと思います(が、試していません)。
- Claude Code
- CLIでもVisual Studio Codeの拡張機能でもOKです・・・が、2026年6月14日現在はCLI限定です。理由はこの後で説明します。
- 「さくらのAI Engine」APIキー(アカウントトークン)
設定方法
Claude Code CLI v2.1.153をインストール(2026年6月14日現在)
現時点で、Claude Code CLIのv2.1.154以降で「さくらのAI Engine」を使おうとするとバリデーションエラーが出てしまいます。 そのため、v2.1.153以前をインストールして使う必要があります。
CLI以外、たとえばVisual Studio Codeの拡張機能ではおそらく勝手に最新バージョンが使われてしまうので、今の時点ではCLIからしか使えません。 現在鋭意対応中なのでしばらくお待ちください。
既にHomebrewやネイティブインストーラーなどでClaude Code CLIをインストールしている場合は、まずアンインストールしてください。
# ネイティブインストールした場合
rm -f ~/.local/bin/claude
# Homebrewでインストールした場合
brew uninstall --cask claude-code
次にNPMからインストールしてください。 GitHubリポジトリーにはNPMからのインストールは非推奨と書いてありますが、他にバージョンを指定してインストールする方法が見当たらなかったのでこの方法で。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code@2.1.153
環境変数を設定
.bashrc や .zshrc のようなシェル設定ファイルに以下の行を追加してください。
export ANTHROPIC_BASE_URL=https://api.ai.sakura.ad.jp
export ANTHROPIC_AUTH_TOKEN=<アカウントトークン>
export ANTHROPIC_MODEL=preview/Kimi-K2.6
設定はこれだけです。
新しい端末を開くか、同じ端末上で source ~/.zshrc のように設定を読み直せば環境変数が反映されます。
Claude Code CLIを起動する
claude コマンドを実行すると、以下のように preview/Kimi-K2.6 が使えるモデルとして表示されているはずです。
╭─── Claude Code v2.1.153 ────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────╮
│ │ Tips for getting started │
│ Welcome back! │ Ask Claude to create a new app or clone a repository │
│ │ ────────────────────────────────────────────────────── │
│ ▗ ▗ ▖ ▖ │ What's new │
│ │ Session titles are now generated in the language of y… │
│ ▘▘ ▝▝ │ Added `footerLinksRegexes` setting for regex-matched … │
│ │ Improved Bedrock credential caching: credentials from… │
│ preview/Kimi-K2.6 with medium… · API Usage Billing │ /release-notes for more │
│ ~/claude │ │
╰─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────╯
───────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
❯ Try "how does <filepath> work?"
───────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
? for shortcuts · ← for agents ◐ medium · /effort
あとはいつも通り使うだけです。
Anthropicのモデルと共存できる?
ここで気になるのが、「PlanモードではOpus(Anthropic)、Edit automaticallyモードではKimi K2.6(さくらのAI Engine)」のように、Anthropicのモデルと共存して用途に応じて切り替えられるのかというところ。
結論から言うと、同じ環境(Visual Studio Codeの中や、Claude Code CLIの中など)では共存できないようです。
別環境であれば共存できるので、たとえばこんな使い方ができます。
- 普段はVisual Studio CodeでOpus、レートリミットに達したら復活するまでCLIでKimi K2.6
- Visual Studio CodeとCLIで、別モデル(別視点)で同時にコードレビュー
CLI以外で使う方法(バリデーションエラーが解消したら読んでください)
上で説明した通り、現時点ではv2.1.154以上だとバリデーションエラーが出てしまうので、バージョンを指定してインストールできるCLI以外では「さくらのAI Engine」を使えません。
対応完了までしばらくお待ちいただくとして、エラーが解消されたら以下のようにしてCLI以外でも使えます。
$HOME/.claude/settings.json に以下のように env プロパティーを追加するだけです。
{
...
"env": {
"ANTHROPIC_BASE_URL": "https://api.ai.sakura.ad.jp",
"ANTHROPIC_AUTH_TOKEN": "<アカウントトークン>",
"ANTHROPIC_MODEL": "preview/Kimi-K2.6"
}
}
CLI以外で使う場合でも環境変数が反映され、「さくらのAI Engine」を使えるようになります。
ただし、Anthropicのモデルと共存できないのは変わらないのでご注意ください。